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2019-08

最初のピアノの先生 その5(中学時代)

その後先生が、例の千葉の生徒さん達と、今度は発表会でなく、勉強会をやると言い出した。
それは、それぞれが違う曲を弾くのではなく、3~4人の同い年位の子で同じ曲に取り組んで、聞き合い、勉強してお互いを高め合おうというものだった。
とてもいいアイデアかもしれない。今、こうやって大人になれば、自分は自分なので、恥は掻き捨てても自分を高める為ならば飛び込んで行けるかもしれない。(いや、やっぱり無理かな?)
けれど、この時の率直な気持ちを言えば、勉強会なんて本当に余計なお世話だった!これは感じやすい思春期の子にはキツイ話だ。
プログラムを見せてもらったら、私は、ある3人グループの中に入っていて、私以外はいずれもあの優秀な千葉組の二人・・・ほら、あの私より年下のとーっても上手い子と、もう一人は確か私と同い年で、ともかくもソツなく弾きこなす感じの人だった。ガーン、見ただけで真っ暗な気分になって落ち込んだ。

辛い時には、それを乗り越える事が大切だと言う人もいる。それも一理あり。けれど人間、本当に、芯からそれが辛いなら、サッサと逃げるに限る。人生は多分両極面を持っているので、
「臥薪嘗胆(がしんしょうたん)」もあるけれど「逃げるが勝ち」もある・・・と、勝手に屁理屈をつけ、迷わず私は後者を選択した。

そして母におそるおそる切り出した。
「今度の勉強会とやら、出たくないんだけど。」
「・・・・・」
母はしばらく黙っていたけれどこう答えた。
「私は出た方がいいと思うけれど、出ないのなら自分で先生に連絡しなさいよ。」
迷う事はなかった。すぐに自分で先生に電話をして「すみませんが、私は参加しません。」とはっきり伝えた。先生は落胆し、「これは優劣をつけるものではないのだから、主旨を理解するように。」
と、さんざん私を説得にかかったけれど、断固譲らず結局断ってしまった。
その選択を今もって後悔はしていない。むしろあの時、私は何だか「匙(さじ)加減」というものが少しだけわかった気がする。多分あの時、無理して「勉強会」に参加していたら、
私は音楽をこ~んなに長くやっていなかったかもしれない。
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